鼻、耳、のどの疾患はもちろんのこと、めまいや顔面神経麻痺や頚部の腫れなども診療します。
風邪、難聴、耳鳴り、めまい、鼻水、鼻詰まり、喉の痛み、嗅覚・味覚異常、首の腫れや痛み、いびき、難聴、耳鳴り、耳の痛み、咽頭炎、扁桃炎、喉頭炎、アレルギー性鼻炎、COVID-19検査/治療など、幅広く診療しております。
中耳炎は、もっとも代表的な耳の疾患のうちのひとつです。
ウイルスや菌が、耳と鼻を繋いでいる管に入り込んで起きるもので、特にお子さんに多い病気です。
この「中耳炎」には、「急性中耳炎」「慢性中耳炎」「滲出性中耳炎」の3つの種類があります。
耳の痛み、聞こえづらい、耳が詰まった感じがする、発熱などの症状がでます。原因は、中耳に膿(うみ)がたまることで症状が発生します。
また、膿が多い場合には鼓膜が自然に破れて、耳から膿が出てくる場合があります。鼓膜は破れても再生するので耳が聞こえなくなることはほとんどありません。
突然、左右の耳の一方(ごくまれに両方)の音がうまく感じ取れなくなる病気です。原因がはっきりしておらず、40~60歳代に多くみられます。まったく聞こえなくなる人、高音だけ聞こえなくなる人など聞こえにくさは人によって異なります。発症後すぐに治療を受けないと聴力を失うこともあります。
日本国民の約25%がスギやヒノキ花粉症と言われています。
なんと日本人の4人に1人はスギやヒノキ花粉症であり、もはや国民病とも言われています。ここ10年間で約10%も増えており、今後も増加する可能性があると考えられています。
自然治癒(何も治療しなくて、自然にスギやヒノキに対するアレルギー体質が体からなくなってしまうこと)は少なく、数%と言われています。
一度発症すると95%程度の方は毎年のようにスギやヒノキ花粉症に悩まされることとなります。
鼻の副鼻腔と言う場所に炎症が起きる病気です。昔は特に、副鼻腔に膿が貯まる副鼻腔炎を蓄膿症と呼んでいました。膿が貯まるほどひどくない副鼻腔炎もあります。
副鼻腔炎の原因は、細菌(風邪の後に生じることが多いです)、真菌(カビの一種です)、アレルギー性鼻炎(ハウスダストやダニ、花粉などが原因です)、虫歯などさまざまです。 その原因によって治療方針が異なりますので、原因にあった治療が必要です。また、年齢によっても治療方針が異なります。
風邪のウイルス感染のあとに続く細菌感染が原因のことがほとんどです。
元々アレルギー性鼻炎をお持ちの方が風邪をひくと、急性副鼻腔炎になってしまうことがしばしばあります。普段はほとんど症状がないアレルギー性鼻炎の方もたくさんいらっしゃいます。急性副鼻腔炎になって初めて、アレルギー性鼻炎があることに気付かれる方も多いです。
のどが痛いことは風邪の時によく経験することです。
鼻や口は外から細菌や、ウイルス、ほこりを吸い込みますが、体を守るために扁桃組織が活躍して、免疫力をだします。この際に扁桃組織が腫れて痛みや発熱を起こすと考えてください。
細菌に感染してのどが腫れる時には抗生物質が有効ですが 、近年、抗生剤の乱用で抗生剤に感受性の少ない菌が増加しています。
普通の方がMRSAに感染して発病することは極めてまれでほとんど心配は要りませんが、適切な抗生剤の投与が重要です。
また、ウイルスに感染してのどが痛くなった時には抗生剤は無効です。ある種のものには特別な薬があり、有効とされています。いずれにしても、うがいが有効な方法です。
声は声帯という2本の白い帯状のひだが、のど仏の奥に位置し、発声時に振動することで声が出ます。
声嗄れは、かぜで咳がひどく出たとき、カラオケなどを歌い過ぎたとき、大声を出しすぎたときなどに経験します。声帯ポリープは血豆状の突出物が声帯にできますので、声が嗄れます。また、長期に声を使いすぎると、声帯ポリポイドといって、声帯が水膨れのようになってしまいます。
どちらも声帯の安静を図った後、改善がみられなければ手術を選択します。
痰に血がまじることがあるときには、一筋血が混じる場合と血液を嘔吐する場合があります。
このような場合には、念のため、診察を受けることをお勧めします。のどは食事が通りますが、表面は粘膜という弱いものに覆われているので、刺激によって傷ができて出血することがあります。
また、のどに出血をきたすような病気がある場合もありますし、肺に病気があることも考えられます。